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分析方法

◎下記試験内容で宜しければ、飼料(ペットフード、エコフィード、食品など)の分析を承ります。→
依頼書にご記入の上FAX下さい。 分析依頼書 PDF版→分析依頼書T一般成分
◎依頼の方法は?→成分分析
その他に塩素濃度や、細菌測定も行っており、別途ご連絡下さい。尚、一部のミネラルやアミノ酸等の分析は行っておりません。

一般成分とは


通常、飼料・食品の分野で用いられている用語で、水分・粗たん白質・粗脂肪・粗繊維・粗灰分及び可溶性無窒素物の
6成分の事を指します。

 6成分を纏めると、
一般成分 各成分の含有物質
水分 水、揮発性物質




粗たん白質 純たん白質、アミノ酸、非たん白化合物
粗脂肪 脂肪、複合脂質、ステロール類、脂肪酸、脂溶性色素
粗繊維 セルロース(繊維素)、リグニンなど
可溶無窒素物 可溶性炭水化物、ヘミセルロース、リグニン、ペクチン、有機酸、タンニン、水溶性色素


粗灰分 純灰分、有機物残渣、土砂
となり、弊社では「飼料分析法・解説」に準じて以下の分析法を採用しております。また、分析誤差が出ない様に
「飼料品質改善協議会」などによる共通飼料、又は標準飼料を用いて定期的に分析鑑定を行っております。

無機成分について


 弊社では上記6成分の他に無機成分中の、カルシウムリンの他に、pH・塩分・比重の分析も行っております。

粗○○について


 粗たん白質などに用いられる「粗」は、いい加減な数値という意味でなく、栄養成分分析上の数値の内容を示したもので、
それぞれの純粋な成分以外の物質も含まれた数値であります。また食品では個々の原料により分析法が限定されており、
「粗」が付かない表記となっております。

0、分析飼料の調整


 分析飼料(サンプル)とは通常、水分が10%前後の粉末(1mmメッシュ以下)の事を指し、この様なサンプルのみが均一な
サンプルであると考えます。サンプリング方法については→分析飼料のサンプリング

 しかしお客様のサンプル(原物)は水分や形状が一定しておりません。(水分過多、固形物、混合物など)
 そこで弊社では、出来るだけお客様とご連絡の上、ご希望に沿う形で分析を進めております

     ○特にご要望が無い場合→お受けしたサンプル(原物)のまま、ビニール袋内にて均一化し分析致します。

     ○明らかな水分過多、大きな固形物や原形物、特殊な混合物であるサンプルの場合には
             
     固形/原形/混合物→事前に打ち合わせし→粉砕処理→ビニール袋内にて均一化し分析致します。

 粉砕処理は、分析誤差を軽減する為に行うものです。
特に堅い固形物などは、5成分又は総繊維3成分セット以外、前処理として別途料金が発生します。

1、水分 Moisture 【加熱減量法】


 分析飼料2〜5gを正確に量ってアリミニウム製ひょう量皿(あらかじめ乾燥して重さを正確に量っておいたもの)に入れ、
135℃±2℃で2時間乾燥し、デシケーター中で放冷後、重さを正確に量り、水分量を算出します。

2、粗たん白質 Crude Protein 【ケルダール法】


 分析飼料1g前後を正確に量り、半自動分析機(ケルテック)を用いてケルダール処理を行い、滴定により飼料中の
窒素(N)量を定量する。この窒素(N)量から、粗たん白質係数6.25を乗じて粗たん白質量を算出します。

 粗たん白質係数とは、通常たん白質の窒素含量が約16%(1/6.25)である為に、窒素(N)量×6.25=粗たん白質量
に換算します。しかし食品や飼料の種類によっては、たん白質を構成するアミノ酸の種類が異なるために、より正確な
粗たん白質量を求めるには夫々の「窒素―たん白質換算係数」で求めることになります。

      「窒素―たん白質換算係数」 の代表例
大麦、小麦、ライ麦、えん麦 5.83 アーモンド 5.18
小麦(粉)、うどん・めん類等の加工食品 5.70 ブラジルナッツ、らっかせい 5.46
こめ、こめ製品(赤飯を除く) 5.95 その他のナッツ類 5.30
だいず、だいず製品(豆腐竹輪を除く)、枝豆、しょうゆ類、みそ類 5.71
混合又は配合飼料(食品)の場合や検体が不明の場合には6.25を乗じて求めますが、上記換算を行わない場合には、
粗たん白量が高めになる事が予測できるので、分析開始前に検体の主原料をお尋ねし、係数変更をする場合があります。

3、粗脂肪 Crude Fat、Ether Extract 【ジエチルエーテル抽出法】


 分析飼料2g前後を正確に量って円筒ろ紙に入れ、その上に脱脂綿を軽く押さえて100℃で2時間乾燥する。
これを半自動分析機(ソクステックシステムHT2)にかけ、ジエチルエーテルによりアルミカップに抽出した後、
そのアルミカップを乾燥、放冷後、重さを量り粗脂肪量を算出します。

4、粗繊維 Crude Fiber 【ろ過法】


 分析飼料2g前後を正確に量ってガラスルツボに入れ、半自動分析機(ファイバーテック)にかけ、酸及びアリカリにて
煮沸した後熱水で洗浄し、乾燥放冷後、重量を測定する。次いで500℃のマッフルにて加熱灰化して乾燥、放冷後、
重さを量り粗繊維量を算出します。

5、粗灰分 Crude Ash 【直接灰化法】



 分析飼料2g前後を正確に量ってるつぼに入れ、穏やかに加熱して炭化させた後、550〜600℃で2時間加熱して灰化し、
デシケーター中で放冷後、重さを正確に量って飼料中の粗灰分量を算出します。

6、可溶無窒素物 Nitrogen Free Extracts (NFE) 【差し引き法】


 飼料全体から、水分、粗たん白質、粗脂肪、粗繊維、粗灰分の5成分の含量(%)を差し引いた残りを計算により求め、
可溶無窒素物 NFE(%)として算出します。NFEの主要な成分は「でん粉、糖類等の可溶性炭水化物の他に、
有機酸、リグニン等」が含まれており、動物に対するエネルギー補給源として大事な栄養源であるとされています。
 弊社では5成分の一括分析に付き、可溶無窒素物(NFE)の自動計算によるサービスを開始しました。

無機成分(6成分以外)


 無機成分には、カルシウム、リン、カリウム、ナトリウム、マグネシウム、鉄、銅、亜鉛…など、家畜栄養学上必要とされる
ミネラルとして約20種類と考えられていますが、弊社では配合飼料中で不足が予測されるカルシウムとリンのみ分析を
しております。
 また弊社では、カルシウムとリンの分析に関しましては、飼料中の有機物を分解除去してからでないと定量できない為に、
前処理として粗灰分の分析工程が別途必要となります。

 粗灰分を求めたあと、引き続き灰化物を少量の水で潤し、塩酸を徐々に加え、更に水を加えて30mLとし、時計皿で覆って
30分間煮沸した後放冷し、ろ過後カルシウムとリンの試料溶液とします。

7、カルシウム Calcium、 Ca 【しゅう酸アンモニウム法】


 試料溶液の一定量をビーカーに正確に入れ、塩化アンモニウム1〜2g、酢酸アンモニウム2g及びメチルレッド試薬1滴を
加え、アンモニア水(1+3)で中和した後煮沸し、ろ紙(5種A)でろ過し、熱水で洗浄する。次にろ液を加熱し、
かき混ぜながらしゅう酸アンモニウム飽和溶液20mLを徐々に加えてしゅう酸カルシウムを沈殿させ、
水浴上で1時間加熱した後、ろ紙(6種)でろ過し、熱水で洗浄する。
沈殿をろ紙とともに先のビーカーに入れ、硫酸(1+5)50mL及び熱水150mLを加えて溶かし、70℃に加熱する。
ろ紙を崩さないようにしながら0.02mol/L過マンガン酸カリウム標準液で滴定し、その滴定値から試料中のカルシウム量を
算出します。

8、リン Phosphorus、 P 【吸光光度法】


 試料溶液の一定量を100mLのメスフラスコに正確に入れ、フェノールフタレイン試薬1滴を加えアンモニア水(1+3)を
加えて中和し、硝酸(1+6)で微酸性とする。適量の水で希釈し発色試液20mLを加え、標線まで水を加え30分間放置
した後、波長410nmで吸光度値を測定する。別に測定した標準液の検量線より試料中のリン量を算出する。

9、pH・塩分・比重


 pHと塩分は試料10gを精製水100mLに溶かしてろ過後、pHは電極にて測定し、塩分は硝酸銀溶液にて滴定するモール法
で求めます。比重は一定容積に試料を入れ、数回重量を求めその平均を求めますので、最低500gの試料が必要です。

10、エネルギー(カロリー、代謝エネルギー)


 食品の場合は水分、粗蛋白質、粗脂肪、粗灰分を100より減じてまずは炭水化物量として計算します。
エネルギーはAtwaterの換算係数により、粗蛋白質を4kcal、粗脂肪を9kcal、炭水化物を4kcal/gとして合算します。
これにより可食部100g当たりのキロカロリーkcalを求めます。
 上記エネルギーは主に食品で用いられており、ペットフード(犬、猫)の場合、人の消化率と違うため別の換算係数を
用います。そこでまず主要5成分を100より減じてNFEを求めます。このNFEが食品での炭水化物量に相当します。


弊社では5成分の一括分析に付き、総エネルギー(GE)、ペット(犬・猫限定)の代謝エネルギー(ME)を自動計算による
サービスを開始しました。

11、その他


・水溶液中の有効遊離塩素の濃度測定
・単位面積当たりの細菌数測定

これらにつきましては、別途ご相談下さい。電話044-589-8541 分析担当:石井まで
●分析をお願いする→分析依頼書  PDF版→分析依頼書T一般成分 ダウンロード後、 サンプル名、項目、ご担当者名、FAX番号等をご記入の上FAX願います。
●分析方法を打ち合わせる→FAX 必要事項をご記入の上FAX下さい。
●SSL暗号化通信メールフォーム

※1.分析に必要な試薬等の値上がりから、毎年4月に分析料金の改定(又は据え置き)があります。
また2018年4月より値上げを予定しておりますので、本年度中にお急ぎください。
※2.分析方法の基本的な流れに変更はありませんが、バリデーションデーターより予告無く変更される場合があります。